年末年始になると我が家を襲う感染性胃腸炎。
娘が保育園に行っている時からの恒例となってしまいました。苦笑
去年の年末から新年にかけて、娘→息子→夫→わたし。。。
と家族で じゅんぐりにかかってしまいました。
その反省をもとに、家族間の感染を防ぎ、
回復を助ける食事について お伝えします。
この記事の目次
感染性胃腸炎の子供の家族間感染予防対策
我が家を襲った感染性胃腸炎。
うちの近くでは新型のノロが流行っているらしく、
小学校や幼稚園で大流行。
特徴は水様下痢に加えて、吐き気やひどい倦怠感と頭痛で、
嘔吐や発熱もあるとのこと。
症状がひどい子供なんかは入院にいたるケースもあるらしいので、
我が家はまだ軽く済んだ方かな、と思います。
(娘は軽いとは言えませんが。)
我が家の家族間感染の反省点は最初の患者(娘)の 隔離を
一切行わなかった点で、1歳半児がポイントでした。反省
感染性胃腸炎の症状と経過
感染性胃腸炎の症状ですが、
娘は頭痛、吐き気、倦怠感、眼痛、発熱、腹痛、下痢の症状が出て、
夫は頭痛、吐き気、倦怠感、下痢、わたしと息子は下痢のみ と
娘が一番症状が重かったです。
我が家で感染性胃腸炎の症状の重かった娘の症状の経過は以下の通り。
12月28日、朝から食欲がなく、眠い。。。とお昼ごはんを中断して、
息子よりも先にお昼寝に行く。
冬休みの宿題を始めさせようと小1時間して起こしに行くと
顔がリンゴのように赤く、目が痛い、頭が痛い、
まだ寝たいと言うので 寝かしておく。
この時点で発熱はまだなし。
この1時間後に38度を超える発熱。
夕食は食欲がなく寝ている方がいい、と言うので、
夕食は食べずにそのまま寝る。
12月29日、頭痛は少し治まり、熱は37度4分。水様下痢が始まる。
固形物は食べたくないと言うので、お味噌汁(具なし)を飲む。
12月30日、熱が平熱に下がる。水様下痢は続く。 食欲はあまりない。
12月31日、下痢が水様ではなくなる。 食欲が出てくる。
1月1日。下痢がなおる。
と、こんな感じでした。
感染性胃腸炎の種類と感染経路は?潜伏期間とうつるのはいつからいつまで?
感染性胃腸炎と言ったらノロウイルスとロタウイルスが主で、
地域によってはアデノウイルスやサポウイルス、アストロウイルス も流行っています。
ここでは、ノロウイルスとロタウイルスについてお伝えします。
ノロウイルスの感染経路と潜伏期間
便や吐しゃ物からの接触感染、飛沫感染、空気感染もしますし、
感染力がとても強いので、家族の誰かがかかるとやっかいです。
潜伏期間は12時間から48時間。
ロタウイルスの感染経路と潜伏期間
接触感染が主ですが、空気感染の可能性もあります。
症状としては嘔吐や下痢、発熱。
潜伏期間は2~4日で、感染期間は発症から数週間から1か月です。
感染性胃腸炎っていつまでうつる?
まず、重症化しやすいのはロタウイルスですが、
家族全滅になるケースの多くはノロウイルスの場合。
ノロウイルスもロタウイルスも感染期間は発症から数週間から1か月でが、
下痢が治って元気になったら、学校や幼稚園に行っても 大丈夫です。
でも、菌は出ている(うつる)のでトイレの後、帰宅時、
食事の前は必ず石鹸と流水で手をしっかり洗いましょう。
感染性胃腸炎を家族間感染させないための嘔吐の処理法
ノロウイルスもロタウイルスも2次感染させないためには
汚物の処理を素早く正しくする必要があります。
特に突然来る吐き気に小さな子供はトイレや洗面器の中で吐くのではなく、
廊下や床の上に吐いてしまうことが多いですよね。
その時、吐いたものって思ったよりも広範囲に飛んでいます。
目に見える吐しゃ物を除けるだけじゃなく、
まわりもしっかり消毒しておきましょう。
ノロウイルスの菌はアルコールでは消毒できません。
次亜塩素酸である塩素系漂白剤(ハイターなど)で消毒します。
ロタウイルスはアルコール消毒でOKです。
汚物を片付ける時には、
使い捨てのマスク・エプロン・シューズカバー・ゴム手袋(2組)、
2組のゴミ袋(2枚重ね)、塩素系漂白剤(ハイターなど)、
水500cc、 大き目のペットボトルなど、ペーパー(ペーパータオルなど)、
ペーパーのへらと塵取り(広告や厚紙でOK)を用意します。
消毒液は水500ccに10ccの割合で入れます。
吐しゃ物を固形化するものも売っているので、 家に常備しておくと便利ですね。
吐しゃ物凝固剤GK100 (8-9972-01) |
窓を開けて換気しながら、掃除する人以外は立ち入り禁止にし、
エプロン・マスクをし、手袋やシューズカバーは2枚重ねにします。
吐しゃ物周辺をまずペーパーで覆って消毒液で浸します。
10分間ほど放置します。(しっかり浸透させましょう)
ペーパーごと紙製のへらと塵取りで集め、 袋に入れます。
その汚物を消毒液で浸し、1枚目の手袋を捨て、 1組目の袋の口を縛ります。
もう1回吐しゃ物のあったあたりにペーパーをひき、
消毒液をかけ、10分間ほど放置します。
ペーパーごと紙製のへらと塵取りで集め、
袋に入れ、まわりも消毒液でふき取り、
その後、水拭きします。
使い捨てのエプロンがない時には、捨ててもいいものを上に着るか、
着ていたものを使った後に塩素系漂白剤に10分以上つけるか、熱湯消毒します。
汚物のついた服なども、捨てるのが嫌であれば、
塩素系漂白剤に10分以上つけてから洗濯しましょう。
汚物処理が済んだら、手洗いうがいをします。
感染性胃腸炎中の子供や赤ちゃんの食事について
昔は下痢の間はおかゆを食べるのが普通でしたが、
今では下痢があっても食欲があって食べれるのなら、
普通の食事をした方が超機能の回復が早いとされています。
脂っこいものはナンセンスだとは思いますが、
塩分や他のミネラルも下痢で出て行ってますので、
おかゆよりもお味噌汁の方が体に優しいですね。
実際に、お味噌汁の上澄みは優れた経口補液法と認められているんですよ。
でも、嘔吐や下痢でしんどい時にお味噌の臭いも嫌。。
そんな時にはポカリスエットなどのスポーツ飲料よりも、
経口補水液OSー1やアクアライトORSを飲ませましょう。
ポカリスエットなどのスポーツ飲料は砂糖が多い上に、
塩分・ミネラルが少ないので嘔吐や下痢の時の 水分補給には向きません。
あと、飲ませる時はごくごく飲むと、吐いている時には
余計に吐いてしまうので、 ティースプーン1杯ずつ、
時間をおいて口に入れて下さいね。
経口補水液 500ml入り×24本 |
まとめ
潜伏期間の短い感染性胃腸炎。
しかも、急に具合が悪くなります。
もう、うちは家族全滅になってしまいましたが、
備えあれば憂いなしで、揃えておける物は揃えて、
次に備えたいです。
今回は吐かなくて済んだけど、3年前は布団を一晩で2回洗ったな~。
やっぱり、手洗いうがいの基本を徹底して、
今期中に再戦は逃れたいです。